EverMonkeyを導入してみた

やったこと

VSCodeEverNoteとの連携を可能にする拡張機能の一つであるEverMonkeyの導入。最近Markdownでメモを取りたくなり、導入してみたが結構設定までが面倒だったので書いておく。

marketplace.visualstudio.com

導入方法

EverMonkeyの導入

  1. VSCode拡張機能でevermonkeyを検索してインストール
    f:id:ryu022304:20190519011712p:plain

  2. 設定ページを開く
    GUI操作: Code→基本設定→Settings
    Windows: Ctr + ,
    Mac: ⌘ + ,

  3. EverMonkeyの設定で「Note Store Url」「Token」の2つに設定を追記する
    f:id:ryu022304:20190519013358p:plain

上記の3で追記するEverNoteの設定値を取得するのにかなり手間取った。(簡単な方法があったなら教えて欲しいです...)

EverNoteからの情報取得

  1. 「Note Store Url」と「Token」を入手するには下記ページからEverNote APIを使う申請をする必要があります。
    http://dev.evernote.com/doc/articles/dev_tokens.phpdev.evernote.com

  2. 右上の「GET AN API KEY」からフォームを開いて必要な情報を入力します。
    f:id:ryu022304:20190519013939p:plain f:id:ryu022304:20190519014116p:plain

    自分はアプリ名とか説明は適当にtestとかで埋めて、API PermissionsはFull Accessを、チェックは全て付けて申請を出しました。

  3. サポートから申請時に入力したメールアドレスにAPI Keyの情報が送られてきます。割とすぐに来ました。
    f:id:ryu022304:20190519015755p:plain

  4. API Keyを本番環境で有効にする申請をする。
    現状でもsandbox(開発)環境でなら先ほど入手したAPI Keyを使って自作のEverNote用ツールのテスト等を行うことは出来ますが、実際の自分のアカウントでは利用出来ません。下記ページから有効にする申請をします。Permissionsはcreate,read,update全部書いておきました。
    dev.evernote.com f:id:ryu022304:20190519022031p:plain
    これはAPI Keyの申請よりも返事が来るのに少し時間がかかりました。それでも2,3日でまたサポートから本番環境で有効にしてくれたメールが届く。

  5. 必要なTokenを入手します。
    サイトの案内に従い下記サイトの「Getting Developer Token」からTokenを入手します。本番環境で使う前にsandbox環境で使うことを推奨されています。 http://dev.evernote.com/doc/articles/dev_tokens.phpdev.evernote.com
    私の場合、ここで本番環境のTokenを入手しようとすると「Update: the creation of developer tokens is temporarily disabled.」というエラーになりTokenを作成できませんでした。
    f:id:ryu022304:20190519023609p:plain
    こちらのサイトではActivationの申請をしたら使えていた様子ですので何か間違ったんですかね。軽く調べましたが「サポートに問い合わせよう」以上の回答は見つかりませんでした...。
    kkobayashi-a.hatenablog.com

  6. SDK利用
    5で情報を取得出来なかったので、提供されているSDKを動かしてTokenを入手します。このサンプルアプリを動かせれば必要な情報2つが入手できます。 http://dev.evernote.com/doc/dev.evernote.com
    私はRubyを利用しました。躓いたのは下記です。

    • ruby -rubygems evernote_oauth.rb実行時に下記エラーが出たのでgem update --system実行したら通った
      `ubygems.rb' is deprecated, and will be removed on or after 2018-12-01. Remove `-rubygems' from your command-line, or use `-r rubygems' instead
    • アクセス先URLを「https://sandbox.evernote.com」から「https://www.evernote.com」に変更が必要
      f:id:ryu022304:20190519031452p:plain

動作テスト

  • EverMonkeyに入手した情報を入力する
  • 「ever new」でEverNoteと連携する用のMarkdownファイルを作成
  • 「ever publish」でEverNoteと連携

f:id:ryu022304:20190519033343p:plain * EverNote側で連携されていることを確認

f:id:ryu022304:20190519033433p:plain

まとめ

Marxicoを利用しようとしていたけど有料なのに気付き代替の方法として使うが、EverNoteAPI利用が非常に手間で面倒だった。日本語のドキュメントも少ない。普通にBoostnote使った方が早かったかもしれない。